キオク #29

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ユノがポツリ、ポツリと話し始めた


いつ病気がわかったのか

ユジュンさんにバレた理由も
あいつにバレた理由も

どうしても僕に話せなかった理由も



『出張も嘘だったの?』

「いや、嘘はあの一回だけだよ?」

『本当に?』

「本当!チャンミナが入社してからは出張は一緒だったろ?」

まぁ、確かに……

結局、病気の事を知ってるのは4人だけだったという

あれ?お父様は?

『お父様は?ご家族は…?』

「話してない…」

『ちゃんと話しましょう?』

「あぁ。そうだな…。」

その場でお父様に連絡をして、大切な話があるから
お母様と妹さんも一緒に来て欲しいと話した

お父様は、明後日はどうか?って言ってくれて
その日の夜、みんなでご飯を食べながら話す事になった




増えた薬のおかげで、ユノの浮腫はみるみる取れていった

そして、迎えたご家族との約束の日

『緊張してますか?』

「そりゃあね、、、。だって、悲しませるだろ?」

『でも、知らない方がもっと悲しい。家族の事なのに、知らないなんて…残酷です。』

「でもさぁ、、」

『ユノは、僕が病気で、、それを黙っていられたら悲しくない?妹さんが病気で、自分がそれを知らなかったら…なんで言ってくれないんだって思わない?』

ユノは、そんな事考えていなかったのか
とても悲しい顔をして

道端で僕を抱き締めた……

「そんなの、絶対にやだよ、、、。」


『僕が付いてるから。ちゃんと話してください。僕も一緒に話すから。ね?』


「うん。、、、チャンミン、、ずっと黙ってごめんな?それなのに、戻って来てくれてありがとう。」


『僕の愛を侮った事は許せないけど、僕を幸せにしてくれる事で許してあげる。』


「チャンミンの幸せ?」


『うん。ずっと、、ずっと、一緒に居てくれるでしょ?それだけで幸せだから。』


ゆっくりと身体を離し、触れるだけのキスをして
待ち合わせのお店へと向かった





ご家族の向かい側に2人で座る


お父様には挨拶していたけど、お母様と妹さんは初めてで、僕は緊張で喉を鳴らした


〔話っていうのはなんだい?〕


「あっ、、えっと……」


『その前に、ご挨拶させて頂いてもいいですか?お母様、ジヘちゃん、初めまして、シム・チャンミンと申します。ユンホさんとお付き合いさせていただいています。今は一緒に暮らしています。』


2人は、前もってお父様から聞いていたのか
それほど驚きはしなかった


〔初めまして、ユンホの母です。〕
〔初めまして、妹のジヘです。〕


〔2人には、チャンミン君の事は話してあったんだ。で、改まって話っていうのは、、結婚とかそういう事か?〕


「あっ、いや…違くて……。」


どうしても言い淀むユノ

僕は手を伸ばして、そっとユノのそれを握った

ちらりと僕を見て、頷きはしたものの
うまく言葉が出て来ないみたいだった



〔どうした?チャンミン君…どうしたんだ?ユンホは、、、〕


『あっ、、。ユノ、僕から話すんでいいの?』


「いや、、俺から話すよ。」


ユノは、ゆっくりと話し始めた。


年明けすぐの健康診断で再検査になった事

再検査に行った時に僕と出会った事

結果はドンへさんと聞きに行った事

結果が拡張型心筋症という病気だった事……


〔えっ?〕


「とりあえず、投薬治療をしてるんだ。薬が効かなくなったら、心臓移植をしなくちゃいけなくなると思う。それに、、心不全の可能性もあるんだ……。ある日突然死ぬこともある……。」


〔そんな……オッパ、死んじゃうの?〕


お母様とジヘちゃんは涙を流し
お父様はピクリとも動かない


『あの、、僕の親友のお兄さんがユンホさんの担当医で、、ユンホさんを絶対に助けるって言ってくれてます。お医者様は"絶対"って言葉を嫌うのに、絶対って言ってくれてるんです。』


〔チャンミン君は、ずっと知っていたのかい?〕


『あっ、、』


「言ってなかった。チャンミンに話したのは2日前だ。」


〔お前はっ!!チャンミン君にまで黙っていたのかっ!!こんな大切な事を!!〕


テーブルを叩き、立ち上がったお父様が震えているのは
怒りなのか、、悲しみなのか……


『一緒に住んでいたのに、気付けなかった僕がいけないんです。親友と同じ病気で、人より知識があるんだから、気付けなくちゃいけなかったんです。』


「違う!俺がバレないようにしたんだ。」


〔ユンホは黙ってなさい!、、チャンミン君、君は、、黙っていたユンホを許してくれたのか?それで、家族に話すように言ってくれたのか?〕


『僕はユノを愛しています。確かに最初は怒ったし、悲しかった。でも、僕にはユノが必要なんです。だから、ユノが嫌だって言っても離れません。』


〔君が居ないと生きていけないのはユンホの方だろ?、、、チャンミン君、ユンホをよろしくお願いします。治療費などは、私が払おう。心臓移植って事になったら、それなりのお金がかかるだろう?〕


「父さん……。」


〔これはお前のためじゃない。可愛い可愛い息子のチャンミンの為だ!〕


そんな事いいながら、ちゃんとユノの為だってわかってるから


〔私たちも、病気について調べてみます。わからない事はチャンミンさんに聞いていいかしら?〕


『もちろんです。僕にもわからない事は、一緒に調べましょう。ジョンウニヒョンに聞いてもいいし!』


〔ジョンウニヒョン?〕


『さっき話した親友のお兄さんで、ユノの担当医の先生です。』


それからは和やかなムードに戻り5人で食事した





ユンホside



俺1人だったら、家族にうまく話せなかっただろう

本当にチャンミンが居てくれてよかった


食事は普通にして大丈夫なのか?って聞く母さんに
塩分には気をつけなくちゃいけないんですって答えるチャンミン

隣でジヘはメモを取っていて


父さんは俺を見て
〔チャンミンを悲しませてはいけない。わかったな?〕

「はい。」

月に1回の会食が、これからは5人になることになり
チャンミンはとても喜んでいた


『ユノのご家族は、みんなとてもいい人ですね?』


「それはチャンミンがいい子だからだよ?」


『えぇ〜〜、僕はわがままなんだよ?だって、最後にジヘちゃんと抱き合うから、ヤキモチ妬いちゃったもん!』

可愛い上目遣い、久し振りにチャンミンを抱きたい衝動


俺は携帯を取り出し、ジョンウニヒョンに電話した






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コメント

(T ^ T)

チャンミンありがと。
うんうん。
ずっとユノさん支えてね?
うんうん。
(T ^ T)男前やがな

あぁ。いいお話だから、変態するわけにもいかんな。

で、ユノ。その電話って、エッチもしていい?コール?←舌の根乾かんうちに!コラ!

だだだだって、そでしょ?
可愛いく上目遣いされて、ズッキュンきちゃったんでしょ?
ギャップ萌えだよね〜♪
家族の前であんなに凛とした佇まいで、キチンとユノ支えて話ししてたのに…きゅるるん♪って見つめられたら、押し倒すよね〜♪←勝手に脳内映像化

オホホホ(^人^)

え?むすめちゃま。くりゅの?
自然いっぱいだお〜♪
楽しんでおくれ〜♪
あぁ。SMT行きたかったな←まだ言うw
無理ってわかってても、はぁ…←ぷっ
魂だけじゃ。やっぱちゃみち( ;∀;)

また来るのだ…テクテクテク

2017/06/30 (Fri) 21:27 | チロ黒ちゃみ #j15/m7TY | URL | 編集
チロオンニへ

コメントありがとうございます(´∀`)

いいお話かな?そんなこともないけど(笑)
変態にできないと言いながらも、完璧な予想をありがとう♡
そりゃあね?チャンミンに隠し事も無くなった最強ユノだもん!
シたいでしょ?(笑)
ただなぁ〜〜許してくれるかしらね?ジョンウニヒョン、、、、
乞うご期待!←言うほどのものじゃない(笑)

そうなの!昨日説明会でホテルとかの場所もわかったよ♡
後でラインする!

やっぱりお話を書ける感じじゃなくて、、ストックがどんどん減って、お裁縫ばかりしてます(笑)
2話目は途中までは書いたんだけどね……ちょっと待っててね(´;Д;`)
Become Undoneも描き途中でストップ!

もう本当に辞めちゃおうかな……

コメントとっても嬉しかったです♡
また遊びに来てください☆
待ってまーす♪♪♪

2017/07/01 (Sat) 05:56 | きらきらり☆★ #- | URL | 編集

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