誰かの願いが叶う時 #28

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チャンミンは記憶をなくしても変わらなかった


いや、なんだかもっと、、、可愛い……



『ヒョン、今日大学は?』

「今日はチャンミナといる。チャンミナから離れたくない。」

『僕、、たくさん歩いたから寝るし。ちゃんと大学行ってきて?近いうちに僕も行かないとだし』

チャンミナが作ったフレンチトーストを口いっぱいに放り込んでしまったら、ダメもヤダも言葉にできない

必死に呵責してると立ち上がったチャンミン

キッチンにチャンミナが消えて行くのすら不安になる


でも、すぐに戻って来てくれた、、

持ってきてくれたマグカップがテーブルに置かれて
それを覗き込めば、、多分カフェオレ

ゴクリと飲み干して

「ダメ!その間に居なくなったらやだから、今日は行かない。もう決めたんだ。」

『……ちゃんといるよ?』

「チャンミナには前科がある。いつも俺を置いて居なくなる……」

言葉に出したら、急に悲しくなった

3ヶ月前も、今日の朝も……
チャンミンがいなくなると、俺の世界は暗闇しかない

『前科って……。ひょん、酷い……』

少し潤んだ瞳で責めるように見られたら、、

「あっ、いや、、別に責めてるとかじゃないんだぞ?」

『……………じゃあ、僕のお願い聞いてくれる?』

「聞く!なんでも聞く!!なに?お願いってなんだ?」

ニヤッと笑ったチャンミンは
『大学行って来て。ね?』
昔よりきっとずる賢い

「…………」
俺が無言になっちゃうのだって仕方ないだろ?
別に怒ったわけじゃない
でも、俺の気持ちだってわかって欲しいって…

それなのに…『怒った?』チャンミン発した言葉が弱々し過ぎて

「怒ってないよ。今日は講義も1つしかないし、単位も足りてるからいいの。それより、チャンミナと一緒に寝れなくてずっと寝不足だから、寝るなら一緒に寝てもいい?」

一気に真っ赤になる所も変わってない

チャンミナの腕を引いて部屋に向かおうとしたら
『片付けるから、歯を磨いて来てください。』
って制され

ん?それって一緒に寝てもいいってこと?
俺、うかれちゃいそうなんだけど?


急いで歯を磨いて来たのに
『ちゃんと磨いたんですか?』なんて

チャンミンの両頬を掌で固定して
はぁ〜〜って息を吹きかけた

「磨いたろ?」

『なにっ////やめてよっ!』

「ちゃんと磨いたのに疑うからだろ?ほら?匂いっ!」

『…ミントの匂い、、だからって、息吹きかけなくても/////』

「ほら、ちゃんと磨いてるだろ?よし!寝よ?」

今度こそって手を引いたら
『僕の部屋?』
「そう!」
『僕のベッド?』
「当たり前!」
『……』

何ダメなわけ?

「ダメ?」
一応聞いてみたら……


『僕でも平気?』
なんて…、、
お前じゃないとダメなのに…
誰と比べてんの?

「、、チャンミナがいいんだけど?」

『いや、違くて、、、今の僕でいいの?』

「今とか昔とかないよ。チャンミナはチャンミナ。チャンミナはいや?」

ふるふると揺れる少し癖のある髪
その隙間から覗く大きな瞳が俺を捉える

『ヒョンと寝たい。そしたら、何か思い出すかもしれないし…。僕、早く思い出したいから。』

「じゃあ、抱き締めて寝ないとだな。」
なんて、調子に乗っちゃう俺





『ねぇ、ヒョン?せめて、、後ろ向いたらだめ?』

「思い出す為には、前と同じようにしないとな?」

うそ、本当はいつでも背中から抱き締めてた

『…そっか、僕もギュってしてた?』
「してたよ。ほら、手、回して?」

ゆっくりと回って来た腕が俺の腰に添えられ、ギュッと力が込められた


よく考えたら、好きって実感してから
こんなに近くに居たことがない

あれ?これってちょっとマズくないか?

なんて、思った俺の邪な心

『ひょん、、あったかいね……。不思議だね、安心する。』

チャンミンの言葉に邪な自分を少し反省

6時間も歩いて疲れてただろうチャンミンの寝息はすぐに聞こえてきて
それが子守唄のように、俺を夢の中へと誘った






どこか遠くで鳴る携帯の音

ん?俺か?


腕の中には、まだ幼い寝顔のチャンミナが居て
申し訳ないけど起きたくない


『…んっ、、ひょん、、、でんわ…』

「いいよ、チャンミナと離れたくない…」

『急用だといけないから、、』

回されていた腕が引っ込められれば
なんだか急に寒い

仕方ないからベッドから抜け出し携帯をタップした


「もしもし?」

〔ユノさん?チャンミンどうですか?〕

「あっ、キュヒョン…。今家にいるけど、来るか?」

〔行く!すぐに行きます!〕

「思い出してはないからな?知らないって言われても傷つくなよ?」

〔はい。大丈夫です!!〕

プツッと切れた電話をポイっと投げて
チャンミンの所に戻る

「キュヒョンが来るって、、」

『キュヒョン……』

「チャンミナの親友。少し話してみな?ご飯はケータリングで頼むから」

もう一度ベッドに潜り込んでチャンミナを抱き締めた
「久しぶりにグッスリ眠れた。もう、5時半だよ?7時間ぐらい寝てたかな?」

『ね?夜、寝れなくなりそう…』

「そしたら、話ししてよう。」

『だめ、ヒョンは明日こそ大学に行かないと!』

「じゃあ、チャンミナも一緒な?」

『……しょうがないなぁ…、、』


あんなに眠れなかったのに
本当にチャンミナって凄い

抱き枕かな?
精神安定剤かな?

自然と重くなる瞼、腕の中のチャンミナにお願いを1つ

「おやすみのチューして?」

『それもしてたの?』

「…うん。」

そっか、、って言いながら
軽く瞼に触れた柔らかい温もりに

本気で眠りに堕ちてしまった






『ヒョン!ヒョんっ!!』

「…ん?」

『インターホン鳴ってる。』

時計を見れば30分も経ってて
もしかして、ずっと起きてたのに抱き締められてくれてた?


のそのそと起き上がり
「今開けるよ。」
玄関を開けた

〔ユノさん!チャンミンどこですか?〕

「お前、いきなり声でかい、、。部屋にいるから、上がりな。」

〔お邪魔します!チャンミナ〜〜!〕

何度か来たことあるから、迷うことなくチャンミンの部屋へと向かうけど
お前、忘れられてるってわかってる?


〔チャンミナ!!会いたかったよ〜!大丈夫か?怪我とかないか?〕

『えっ?あっ、、えっと、、大丈夫です。』

〔あっ、ごめん。俺キュヒョン。お前の親友な?〕

なんだか変な自己紹介だけど、チャンミンに会えて嬉しい気持ちはよくわかるし

この3ヶ月、どれだけ心配してたかを1番近くで見て来たのも俺だろ?

「とりあえず、リビングで話な?」

〔うわ〜!早速ヤキモチですか?もしかして、好きって自覚しちゃったら、束縛もっと激しくなっちゃう感じ?〕

「お前うるさいよ!いいからこっち!」

2人を連れてリビングに行くと
ぴったりとチャンミンから離れないキュヒョン

嬉しいのはわかるんだけど……
そんなに近くは、、ちょっとやだ…


〔チャンミナ、今日はお前とゲームしようと思って持って来た!このサッカーゲーム好きで一緒にやってたんだよ?〕

『サッカーゲーム?、、、やってみたい、』

2人で小さなゲーム機を覗き込むのはちょっと顔が近すぎる

〔ほら、これが俺のセーブデータ、こっちはチャンミナのね?〕

『本当だ…。』

〔チャンミナのやってみる?〕

『でも、やり方がまだわからないから……』

〔あっ、そうか、、じゃあ3番に新しいデータ作ろう!名前なにがいい?〕

不自然じゃないように2人の後ろに回り込んで画面を覗き込むと
1、キュヒョン
2、チャンミン

3番目を選択して2人で名前を悩んでる

〔チャンミナ、なんかある?名前……〕

『あっ、ミヌは?ミヌはどうかな?』

ミヌ、、かぁ……

胸がチクリと痛むのは、きっと俺の知らないミヌというチャンミンのせい

〔ミヌ?〕

『僕を拾ってくれたヒョンが僕につけてくれた名前。』

〔そっか、、、じゃあミヌにするか?〕

キュヒョンの顔に少し陰りが見えた
それにはチャンミンも気がついたみたいで

『あっ、やっぱり…ユンホにしよ?ヒョン!ヒョンの名前借りていい?』

「えっ?まぁ、いいけど……。」

『キュヒョンくん、そうしよ!』

〔うん。チャンミナ、キュヒョンって呼んで、くんはいらないから……〕

『ごめん、、キュヒョン、ゲームしよ?』

最初こそぎこちなかったけど、元から気があうんだろうな?
1時間もしないうちに、俺の存在を忘れたかのように
2人はゲームに夢中になった



『ねぇ、ヒョン!キュヒョン今日僕の部屋に泊まってもいい?』

「えっ?」

『僕、まだ眠くないし、聞いたらキュヒョン明日大学ないんだって。ね?いいでしょ?』

嫌だけど、嫌って言って嫌われるのもやだ

ちらっと見たキュヒョンは、なんか申し訳なさそうな顔をしてて、余計にダメなんて言いづらい

「布団ないけどどうするんだ?」

『大丈夫だよ。同じベッドで寝るから。』

「えっ?いや、それは……」

『だめなの?………』

その目は反則で
好きだと思ってしまったら、、逆に変にダメとも言えない

「あんまり、夜更かししすぎるなよ?ちゃんと寝るんだぞ?」

『うん!ヒョンありがとう!!』

複雑な気持ちのまま、部屋に消えて行く2人を見送った



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おはようございます(*´ω`*)

いざ幕張2日目!

そのあとは夢の国へ!

ではみなさま素敵な1日をお過ごしください☆
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コメント

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2017/03/19 (Sun) 09:49 | # | | 編集
あ○り○っ○さんへ

コメントありがとうございます٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

おはようございます♪♪♪

私も今向かってます╰(*´︶`*)╯♡

グッズどうなってるんだろう?
今日はグッズは買わないので、全然情報を見てなかったです(笑)
なかなか疲れも取れないし。゚(゚´ω`゚)゚。

タフじゃないんですけどね(笑)
ノリは大切って人なのかな?(笑)

グッズ頑張ってください♡
私を見つけられるかな?
小太りのおばちゃんですから(笑)

買えることを祈ってますね☆


コメントとっても嬉しかったです♡
また遊びに来てください☆
待ってまーす♪♪♪

2017/03/19 (Sun) 10:03 | きらきらり☆★ #- | URL | 編集
…ぎゅっ

おこんばんみ〜〜(=^ェ^=)
ぎゅっ…ぎゅぎゅ……。
…じゃま…ボソボソ…←聞こえてるってば!

はぁ〜。
ユノひょん…騙していいの?
抱っこ前向き?あれ?
ちゅうは…してたか…:(;゙゚'ω゚'):

で?ヤキモチで…悶々と壁に耳あて確認?

がんばれ〜〜♪ユノひょ〜〜ん。

2017/03/19 (Sun) 21:55 | チロ黒ちゃみ #j15/m7TY | URL | 編集
チロオンニへ

コメントありがとうございます(*^^*)

騙しちゃってるね(笑)
でも、我慢出来なかったみたいよ( ̄▽ ̄)
おデコにチューはしてたよ♡
だから、それは騙してないけど、おやすみのチューとかではなかった(笑)

えっ?ぎゅったん邪魔?
スパイスだよ!スパイス!!

コメントとっても嬉しかったです♡
また遊びに来てください☆
待ってまーす♪♪♪

2017/03/20 (Mon) 07:17 | きらきらり☆★ #- | URL | 編集

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