誰かの願いが叶う時 #6

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泣き腫らした瞳で、怖い夢を見たと言ったチャンミン

本当に?
何かあったんじゃないのか?

でも、なんでもないと言ったチャンミンから本当の理由は聞けなかった

18歳のオトコが怖い夢だけで、あんなに泣くだろうか?
それとも、それほどまでに怖かった?

せめて夢の内容だけでも教えてもらえたら……


チャンミンに信頼されてないみたいで…なんだかとっても辛くて……ただ、チャンミンを強く抱きしめて眠った

辛さを誤魔化すように…




次の日の朝、目覚めたチャンミンの瞳は腫れぼったい瞼のせいで…いつもの半分ぐらいになっていた


「腫れてるな?夜のうちに冷やせばよかった…。」

保冷剤なんてないから、二重にしたビニールに氷と水を入れ、タオルで包んで持って行き、ソファに座って太ももをポンポンと叩いた

『えっ?大丈夫だよ。自分で持ってあてるから。』

「だめだ。ほら、ヒョンのここに頭のせてみ?」

ブツブツは言ってるけど、渋々そうだけど
ソファに腰を下ろすと、コテンと膝の上に頭が乗った

「冷たいけど大丈夫か?」
そっとチャンミンの瞼を氷で冷やしてあげた

『ん、ヒョン…気持ちいい…。』

「なぁ、俺って頼りないか?」

『えっ?なんで急に?』

「こらっ!動くな!」

頭を上げようとしたチャンミンを制して
もう一度、氷嚢をチャンミンの瞼にあてた


「ん、、本当に怖い夢見ただけか?」

『……うん、そうだよ…。』

「そうか……、、」

これ以上問い詰めたところで、きっと話してはくれない

本当に夢だけのせいなのか…それとも俺に心配をかけたくないからなのか……俺が頼りないからなのか……

しばらくそのまま2人とも言葉を発することはなく

静かに時が流れた


でも、俺の頭の中は…なんだか複雑で…



『ひょん、ありがとう…、もう大丈夫だよ。』

「なぁ、チャンミナ……」

チャンミナの瞼に氷嚢を当てたまま
なんだか急に聞いてもらいたくなって……

『ん?どうしたの?』

「……俺さぁ…、別にいい人なんかじゃないんだ。本当は、困ってる人見ると助けずには居られないから…、俺に見えないところで…って思ってる。だから、俺はいい人なんかじゃないんだ。」

こんな事、誰にも言った事なかったのに
なんだかチャンミナには知ってて欲しかった
本当の自分を……

軽蔑されるかとしれないけど…
それでも、誰にも言えなかったから…チャンミナだけに

『ひょん?普通の人はね、、目の前で困ってても…声をかける勇気がなかったりするんだよ?声を掛けようとして、でもかけられなくて…通り過ぎて、後悔して…戻った時には他の人に助けられてる。そんなことたくさんある。電車で席を譲ろうと思っても、なかなか声が掛けられなくて、、そんなことしてる間に…他の人が席譲ってたり……。でも、ヒョンは…すぐに駆け寄って助けてあげるでしょ?お年寄り見つけた瞬間に立ち上がって席譲るでしょ?それって、凄いことなんだよ?』

「チャンミナ……」

氷嚢を抑えていた手に手が重なり、そっとチャンミナの大きな瞳が俺を見つめる

『ひょん、大丈夫だよ。ヒョンはとってもいい人なのを僕が知ってるから。大丈夫だよ。大丈夫…。ヒョンは僕の憧れで、自慢のひょんだよ?』

「チャンミナ……」

『ひょん、僕ね………』
チャンミンは緩々と首を振り、、言いかけた言葉を飲み込んだ
『なんでもない…。そろそろ朝ごはんにしないとね?ヒョンは大学お休み?』

「うん…、」

『じゃあ、僕も今日は講義ないから…ちょっと買い物でも行こうか?』

「そうだな…。」

チャンミナの大丈夫って言葉は不思議な力をもっていた

今まで誰にも話したことなかった本心

それでも大丈夫って言われて……なんだかすごく救われたんだ

いい人でいたいとは思わないけど…
チャンミナの自慢のヒョンでいたいかもって…その時思ったんだ



友達も元カノも、気がつくと居なくなってる俺に
文句は言っても…笑顔で待っててくれる人なんていなかった

ましてや、俺の為にタオルとか用意してたりして…

あれからも、たまにチャンミナのリュックを持つと
また重みが増していて…それが俺の為かもって思うと

俺をちゃんと理解してくれるチャンミナにだけは
弱音を漏らせるような気がしたんだ

チャンミナなら、どんな俺でも受け入れてくれるような…



『ひょん!ね〜ね〜サングラスしてもいい?やっぱり目が腫れぼったい……』

「ん?じゃあ、1番最初にお揃いでサングラス買おうか?」

『ヒョンはいらないじゃん!』

「チャンミナとお揃いが欲しいの!な?いいだろ?ヒョンが買ってあげるから!な?」

なんだか、幸せで…チャンミナがもっともっと俺の特別になった

特別な弟……大好きなチャンミナ




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こんばんは(笑)

間違えてるって思った人〜〜♪♪♪
気分屋のきらり!ストックもないくせに、更新しちゃったりして(笑)

では、みなさまおやすみなさい♡
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コメント

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2017/01/27 (Fri) 23:09 | # | | 編集
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2017/01/28 (Sat) 00:34 | # | | 編集
○○⚫️○⚪︎○さんへ

コメントありがとうございます╰(*´︶`*)╯♡

どう?全部伏せ字♡
こんな事、オンニにしか出来ない(笑)

みんな飛ばして読んじゃうんじゃないかな?

本当にね?チャンミンしかいないのに……なんで気がつかないかな?
膝枕とか、、、気持ち良さそう(笑)

あっ!あの後、糸全部やり直して〜動いたのだ♡
だから、お話書いてない!
コメント返すのでいっぱいいっぱいなぐらいまでミシンと向き合ってた(笑)
オンニの願いが叶うと…切なさ全開だからね( ̄▽ ̄)
みんな泣くね……

コメントとっても嬉しかったです♡
また遊びに来てください☆
待ってまーす♪♪♪

2017/01/28 (Sat) 01:36 | きらきらり☆★ #- | URL | 編集
ひ○わ○さんへ

コメントありがとうございます╰(*´︶`*)╯♡

あっ!見つかっちゃった(笑)

なんでこれでチャンミン好きだと思わないの?って感じだけど…
まだまだこらからだよ?大丈夫かな?
切なくなるけど……

発見報告とっても嬉しかったです♡
また遊びに来てください☆
まってるよぉ〜〜♪♪♪

2017/01/28 (Sat) 01:44 | きらきらり☆★ #- | URL | 編集

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