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Nobody Knows #13





玄関でユノひょんを見送って…その場に蹲った



いや、正確には動けなかった



本当は行って欲しくない



彼女とスるって宣言をされたようなものなのに、笑顔で見送るなんて…




しばらく、ジッとしていて…自分を奮い立たせるようにして立ち上がりソファに向かった



未だに怠い身体



だからってユノひょんと愛し合ったベッドに1人で戻るなんて出来なくて



ソファに身体を沈め、視線を向けた時計は1時半



『バカみたい、、1時間も玄関に居たんじゃん……』



5時には部屋を出ないとだめだなぁ…


まだ3時間半もある


もうユノひょんに逢いたいのに、彼女といるところなんて見たくない


逢いたいと思えば1秒が1分にも1時間にも感じるのに


逢いたくないと思えば、急に時間の進みが早くなる



『なんなんだよ、、、。もう、本当にやだ…』


僕、、こんなに独り言多かったっけ?



ユノひょん、、ひょんは今頃……


そこまで考えて、頭を振った


自分が彼女と別れないって言ったんだから




ユノひょんが思ってた以上に僕に気持ちを向けてくれて…

僕を求めてくれる



それに戸惑いもある



僕を目の前にしてるからなんじゃないか?って



彼女の前では、僕なんか目に入らないんじゃないか?って



グダグダと考えてると時計は5時を指していて、慌てて支度して家を飛び出した


『ハユン!』


〔チャンミンっ!、、あれ?具合い悪いの?なんか歩き方おかしいけど……〕


『筋肉痛かな?昨日ちょっとダッシュしたから…』


なんて苦しい言い訳…


〔そっか…大丈夫?ほら、掴まって?〕


僕の事を思って繋がれた手でも、ぞわぞわと騒つく心と身体


こんなんで彼女を抱くとか、僕には無理で


『ありがとう…』


それでも、2人で待ち合わせ場所に向かった







〔ハユン!こっち〜〜〕


〔ソヨンオンニ〜〜!〕


声の方に視線を向けると、腕を組んだお似合いのカップル


近づくにつれて、ユノひょんの表情が鮮明になる



一瞬だけ、、本当に一瞬だけ眉間に皺を寄せ



でも、その後は何もなかったかのように



ただ、気付いてしまった



ユノひょんの手に、大きな買い物袋



〔あれ?オンニ達は買い物してたんですか?〕


〔そうなの!ユノが家の食器が割れちゃったからって言って、買いたいとか言うから〜〜〜〜〕



本当に買ったんだ……って、どうしようもなく喜んでる自分を隠すのに必死だった








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