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美味しい恋の作り方 HM #49



防犯カメラを見る限り、チャンミンは俺の部屋の隣の部屋にいる


だって、俺の部屋は担がれて出たのに


エレベーター前の防犯カメラには映っていない


そうなると、間違いなく隣の部屋だ




エレベーターが来るのも待てなくて駆け上がった階段


不思議と息はきれない



〔おいっ!〕


後ろから追いかけて来たシウォンと、エレベーターで来たドンへに扉の前で捕まる


「この中にいる!チャンミンは間違いなくこの中なんだよ!!」

〔わかってる!でも、扉を開けさせないとだろ!〕

〔そうだよ、お前がガンガン叩いたって開くわけないだろ!〕


「でも中にチャンミンがいるんだ!」


〔少し下がってろ?〕



俺を覗き穴からも見えない位置に押しのけ

シウォンがインターホンを押した



〔はい、、〕

〔あっ、すいません。同じ階に越して来ました。ご挨拶にと思いまして〜〕

〔すいません。今立て込んでてて〕

〔ご挨拶にお持ちしたのが生物で……〕

〔わかりました。ちょっと待ってください〕



少し待っていると、開いた扉の向こうに居たのは間違いなくあいつで


シャワーを浴びたのか、髪の毛の水分をぬぐいながら出てきた



「チャンミナっ!!」

俺はそいつを押しのけて部屋の中に入ると


何度もチャンミンの名前を呼んだ



〔お前っ!!俺のチャンミンをどうする気だっ!〕


後ろからものすごい音がしたと思うと、扉の閉まる音と鍵をかけた音


そして、扉を叩く音がする


〔こらっ!開けろっ!!〕


後ろを振り返って確認する余裕なんてなかったけど


シウォンたちが締め出されたのは間違いない


「チャンミンっ!!」


隣の部屋だから、左右対称な間取りなだけで部屋の構図はわかる


一番可能性が高いのは寝室にしてる部屋



鍵が掛かってる部屋を蹴破ると

なんとも言えない匂い



慌てて電気をつけて窓を開けた


〔まったくさぁ……〕


目の前には、ぐったりとした様子で、手足を縛られたチャンミン

「お前、、チャンミンになにをした!」


チャンミンの周りは一応拭き取られてはいるけど


多分、、吐いた?


『ゆ、、の、っ、!』


「チャンミンっ!!」


駆け寄って抱きしめた


ぐったりとしているチャンミン


『汚いから、っ、、』

「チャンミナ、、もう大丈夫だ」


腕の中に収めたチャンミン

『ごめん、、なさい、、』

「チャンミンが無事ならいいんだ、、」

『無事、、じゃ、、ない…』


無事じゃない?


何された?


何されたんだ?



でも、洋服は着てる


何が無事じゃないのか、、


気になるけど、とりあえずチャンミンをこの部屋から出したい



〔チャンミンの唇は思ってたより柔らかかったよ。〕

「はぁ?」

血液が沸騰するような感覚


チャンミンにキスしたってことか?


〔気持ちよくて、このままチャンミンを抱いてあげようと思ったんだよね?いつもお前に嫌々抱かれてるからさぁ。本当に好きな人に抱かれたいだろうと思って〕

こいつは何を言ってるんだろう……

〔なのにさぁ、何度もキスしてたら、いきなり吐いちゃってさぁ〕


「ちゃんみん、、」

腕の中でガタガタと震えるチャンミン


きっとどうしようもなく怖かったんだろう


何度も何度も背中を撫でた



〔人って嬉しすぎても吐いちゃうのな?〕

「何言ってんだ?」

〔……だからお前は邪魔なんだよっ!!〕


次の瞬間、頭に衝撃が走った


「ちゃみ、、」

『ユノッ!!ゆのぉっ!!』

「ちゃん、、みん、、」


ここで意識を失うわけにはいかない


必死に繋ぎ止めた意識の中



『おいこらぁっ!!』


チャンミンの叫び声を聞いた……






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