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運命 #3



「なぁ?人って死んだらどうなるの?」


小さい時とか、親戚の誰かが亡くなると

人は死んだらどうなるんだろう?って、ふと思った



その疑問に答えなんてない


だって、答えを知ってる人はこの世にはいないのだから



でも、その答えをチャンミンは持ち合わせてるかもしれない


『人は死んだら、いくつもの道に分かれます。ただ、それは本人にも、僕たち天使にも決められません。』

「へぇ〜、誰が決めるんだ?」

『神様です。』

神様とミカエル様っていうのは違うのか?

「神様とミカエル様はどっちが偉いんだ?」

『神様です。ミカエル様は大天使様です。』


そういえば、何かで見たことがあったな?


背中に羽が付いてて、手には、、、、秤みたいなのを持ってた気がする


チラッと見ただけでうろ覚えだけど


『あっ、それでですね、、亡くなると、大まかには2つに分かれます。僕たち天使がお迎えに行く天界と、悪魔が迎えに行く魔界』


あれ?

俺は死ぬからチャンミンが見えるのに

チャンミンの手元に俺を導く紙が無いってことは

俺のお迎えは悪魔ってことか?



でも、そんな事考えもしないのか、チャンミンは淡々と話し続ける



『その後の事は、僕も聞いた話なんですけど、天界へ行けた人の中の数名は天使になります。』

「数名?残りの人は?」

『特に生きてる時の行いが良かった人は天使になれるって聞きました。他の人は、、ある一定期間すぎると生まれ変われるみたいです。』


「へぇ〜〜、じゃあ魔界に連れていかれた人は?」


俺は今、そっちの方が気になる


ってか、俺は悪魔に迎えにこられるような悪い事をしたか?

思い当たる事がない


俺の中のイメージでは、悪魔に連れていかれる

すなわち、地獄に堕ちる人って

人を殺したとか

そういう犯罪を犯した人じゃないのか?


『魔界はとても怖いところだと聞いています。悪魔さんにはたまに出会すんです、、。大きな事故や災害、天災などでたくさんの方が亡くなった時とかに』

「あぁ、なるほど。」

『真っ黒な格好はしてますけど、悪魔さんはそんなに悪い人って感じではありません。なんていうか…美しいです。ただ、連れていかれそうになると、みんな怖がって嫌がります。』

「嫌がるとどうなるんだ?」

『唇に唇を重ねるんです!』


えっと、、それはキスって事か?


『そうすると、みんな悪魔さんに付いていきます。みりょうってやつです!』


「その為の美しさかぁ、、。それで天使のチャンミンは可愛いと、、、。」


『っ/////』


目の前で真っ赤になったチャンミンは、さっきよりもっと可愛くて


って、俺なんかおかしくねぇか?



心臓が鼓動を速めてるのが自分でもわかる

この感覚には覚えがあった



だから誤魔化すように話を進めた



「なぁ?チャンミン?」

『はい!俺はチャンミンが見える事を誰にも言わない。だから、チャンミンもさっき言ってたお友達以外には言ったらだめだ。ミカエル様にも』

『ミカエル様にもですか?』

「そうだ。そうすれば、チャンミンが怒られることはないだろ?」

『でも、天使がお迎えに来ないと、ユンホさんはこの世を彷徨ってしまいます……』


そうなんだ…

別に俺はチャンミンが怒られなければそれでもいいような気がするけど

「じゃあ、毎日会いに来て?仕事終わりに。それで、俺が彷徨ってるようだったら、連れて行ってよ?な?」

『あぁ〜なるほど!本当にそれでいいんですか?』

「俺はチャンミンが怒られなければそれでいいよ。」



それに、チャンミンに毎日会えたら嬉しい





それが死ぬまでの少しの間だけでも


なんか、そんな風に思ったんだ







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