Bolero #23



何がユノの琴線に触れたのか……


初めてこんなに甘えた声で、上目遣いで……


こんなの反則だ


明らかに僕を求めてるユノを前に

普通に遊園地を楽しむなんて出来ない




お化け屋敷をこんなに全速力で駆け抜けるなら、入ってくんなよって、僕がオバケなら間違いなく思うと思う


でも、そんなのどうでもいい


僕だってユノが欲しいんだ



駐車場まで走る道のり

何をそんなに慌てて帰ってるんだろう?って何人もの人が不思議そうに僕たちを見ていた


大の男が、しかも手を繋いで……


入って来る人はたくさんいるのに、出る人はほとんどいない

再入場のスタンプが必要か聞かれた事に、答える時間さえもどかしいって……ユノから求められた事がこんなにも嬉しい僕は、このまま地球の裏側まで、ユノを攫って逃げたいぐらいで…


「ちゃんみなっ、、ちょっと、、まって…」

『待てません。』

「、、」


車に乗り込むと同時に発車して家を目指す



でも、、、すぐ近くに見えたラブホテルにウインカーを出して入ってしまった


「ふぇ?」

『だめ、、家まで我慢出来ません。それに、、いくら防音でも…思う存分家だと抱けない…』

「はぁ?あんなに激しくて?」

『あれでも我慢してるんです!』



豪邸の防音設備…

ナメてるわけじゃないけど

やっぱり誰が廊下を歩いてるかわかんない



ユノの感じる声が聞きたいのに、、

唇で塞ぐ、、



ここならそんな事しなくていい




コテージのような造りで、横に車を停めて

すぐに扉を潜り抜けた



扉が閉まるより先に唇を重ね合わせ、服の裾から手を忍び込ませる

「まって、、シャワー…」

『終わってから、、ね?』

「だめっ、、走りすぎて汗凄い、、」


シャワー浴びて、ユノの熱が冷めないか不安


あれ?ここ……

バスルームに続く扉の他にも扉があって、開けてみると露天風呂


『こっちに入りましょう?』

「なにこれ?露天風呂?、、、、」

そこまで話して不貞腐れてしまったユノ


どうしたんだろう?


『ユノ?どうかしました?』

「チャンミン1人で露天風呂入れよ…俺はシャワーでいい、、、」

『、、、、ゆの?』

「なんで露天風呂に気が付いた?チャンミン、こういう所初めてじゃないだろ?」

『いや、扉があったから開けただけですよ?』

確かに初めてじゃないけど、、ここに来たことはないから…本当にたまたま気が付いたんだよ?


外に出て、シャワーでバスタブを流してからお湯を張った


ユノはさっきの場所から動かない


『すぐに溜まるはずだから、、一緒に入りましょう?』

「なぁ、、やっぱりたくさんシたことあるのか?」

『、、たくさんなんてないですよ。』

ユノはどうもそこが気になるみたいで、、

でも聞いて欲しくない


「……たくさんじゃないけど、シてるんだなぁ、、」

『、、、ユノだって…』

「俺は、、1度だけ…。チャンミンの事好きなのを誤魔化そうとして…」

1度、、だけ、?

それを後悔して、2度目がなかった?


『ユノ、、愛してる……』

「チャンミンは?」


僕は嬉しくて、早くユノを抱きたいのに

ユノは逃がしてくれなそうで……



正直に話すべきか、、嘘をつくべきか……



『……』


なんでこうなったんだろう?

せっかくホテルに来たのに……





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