キオク その後をちょっと③

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テミンside




初めてテレビでその姿を見て惹かれた
まさかチャンミニヒョンの親友だったなんて……


半年前、初めて会った時…自分の顔が不自然に熱を持つのを感じた


サッカーに興味なんてなかったのに、テレビでミノヒョンが走る姿を見て、動けなくなった僕

その後、いろいろ調べたけど、チーム名すら覚えてなかったから名前がチェ・ミンホって事まで辿り着くのに、だいぶ時間がかかった


そして、その事でチャンミニヒョンに相談しようとした日、ミノヒョンが目の前に現れた


ユノヒョンに相談出来ないのは
ヒョンへの後ろめたさから……


僕だけが新しく恋をして、人を好きになっていいのかな?

それに、ユノヒョンが少しでもヒョンの心臓の記憶で動いたら…
それは大切なチャンミニヒョンを苦しめることになる


だから、チャンミニヒョンにだけ相談すると、やっぱりチャンミニヒョンはユノヒョンには相談しなかった


チャンミニヒョンはあの時の事をなにも言わないけど
相当傷付いてたに決まってるんだ


きっと、今だって……

それでも、ヒョンを失った僕を本当の弟のように可愛がって…愛してくれてる

それこそ、ユノヒョンがヤキモチを妬くぐらいに





ユノヒョンの車を見送ると
〔はぁ〜〜〕キュヒョニヒョンが大きくため息を吐いた

僕が顔を見ると、眉をハの字にして
〔お前の2人のヒョンは困ったもんだな?お互いが好きすぎてヤキモチ妬いてばっかりだ。それから、2人ともお前を本当の弟のように愛してる。それもまた…厄介で…お前に取られないか不安なんだよ?〕

〔えっ?僕に?〕

〔そう、チャンミンはお前のヒョンの心臓が、また強くお前を求めないか不安で…お前の相談をユノさんに話せない。ユノさんは、お前がチャンミンに、ばかり相談するから、お前がチャンミンを好きになるかもって、、そしたらチャンミンはお前を溺愛してるからテミンを選ぶんじゃないかって。〕

僕は、不謹慎かもしれないけど、涙で視界に霧がかかった

僕はそんなに2人に愛されてるの?

もちろん弟としてだけど

あんなに愛し合ってる2人が、僕になら取られるかもって思うほど?


〔ほら、泣かない。ミノが心配するよ?〕

〔ミノヒョンが?僕を?〕

〔そうだよ。早く行こう。〕

遠くに見えたミノヒョンが僕を見つけると笑顔になる

こっちに歩きながら、両手を広げて
〔テミナ〜〜よく来たね!〕って、、

僕は思い切り走って、ミノヒョンに抱き着くと
〔ミノヒョン大好き!僕を恋人にして!〕

〔えっ?〕

〔僕、ミノヒョンに好きになってもらえるように頑張る!〕

〔…じゃあ、、、…例えば、チャンミンと俺が溺れてたら、テミナはどっちを助ける?〕


えっ?
チャンミニヒョンとミノヒョン……

それは僕の中で究極の選択のようで……
その前に、、、また愛する人を失うって事?

そう考えたら、どうしようもない気持ちになった

〔テミナ?選べない?〕

〔いや、、そうじゃなくて……僕、、、もう大切な人を失うのはやだから…、僕が死ねば2人が助かるなら…そうしたい。〕

〔あっ、、ごめん!俺、無神経に……。〕

僕は首をブンブン振った

でも、溢れて来てしまった涙を止めることが出来ない


〔ミノ、、、お前ひどいよ。〕

〔いや、テミンのチャンミン好きは病的だろ?だから、
チャンミンに勝てるかな?って思ったんだよ。じゃあ、チャンミンはユノさんに任せて、俺をテミンが助けるんでいい?それとも俺がテミンを助けようか?〕

僕は思い切りミノヒョンに抱き付いて
〔僕が助ける。ミノヒョンは僕が助ける。〕

〔じゃあ、俺はテミナを離さないよ?いい?独占欲は強いし、ヤキモチ妬きだし……多分、チャンミンの所に泊まるときは俺も一緒じゃないと許せない。それでもいい?〕

ヒョンはこんな風に僕を縛ったりしなかった

20歳になるまでキスのひとつすらする事はなかったぐらい

それは大切にされてるんだと思えたけど、どっか寂しくて……

〔僕も、ヤキモチ妬きだよ?〕

〔あぁ。〕

やれやれと少し呆れながら見つめていたキュヒョニヒョンも間違いなく、僕を大切にしてくれるヒョンで僕は本当に今幸せなんだ




練習を終えたミノヒョンの車で3人でユノヒョンとチャンミニヒョンの家に向かう

当たり前のように、助手席のドアを開いて〔テミナ〕って呼ばれた時は、嬉しすぎてどうしていいのかわからなかった


2人の部屋に着くと、玄関に靴が挟まって扉が少しだけ開いていた

何があったんだろうと不安になる

もしかして泥棒?

恐る恐るドアノブに手を掛けると、その手をそっとミノヒョンの手が包み込み、僕を背中に隠してくれる


そんなミノヒョンの背中にピタリとくっ付き

僕の後ろにはキュヒョニヒョンが……


でも、一歩踏み込んだミノヒョンがピタリと動きを止めた


少し背伸びして、肩越しに中を覗くと

ん?服、、だよね?



『あっ、、ゆのっ、、んっ、、』

「ちゃんみな、、愛してる、っ、、」


っ//////!!!!!


〔ミノヒョン、、〕

〔帰ろう、、〕

〔えっ?〕

〔〔しーっ!!〕〕


まだ家の中に入りきってなかったキュヒョニヒョンを押し出して、僕たちは部屋を出た


〔どうしたんだよ?〕

〔真っ最中だった……〕

〔まじ?〕


声を思い出すだけで、恥ずかしくて俯いてしまう僕とは違って、2人は仲直りしたなら良かった〜とか言って笑ってる


〔……〕

〔テミナ?キュヒョン送ってから、送るんでいいか?〕

僕は言葉が出なくて、コクリとひとつ頷いた



ミノヒョンと2人きりになったのはいいけど
さっきのチャンミニヒョンの声が頭から離れなくて、どうにもミノヒョンを意識してしまう


付き合いだした日に、何かするわけないのに……


〔テミナ……、2人みたいになろうな?〕

〔えっ?/////〕

〔あっ、いやいや、今すぐそういう事をしようとかっていうんじゃなくて、、あっ、いや、シたいんだよ?でも、まぁ、それはおいおいで……、そうじゃなくて、お互いを大切に思いやる関係…。そんな風になろうな?〕

〔うん……〕


車から降りるとき、そっと僕を引き寄せたミノヒョンは
軽く僕の唇にくちびるを重ねた






恋人とのキスは初めてで、僕はその日幸せすぎて眠れなかった





次の日、僕の事を心配したチャンミニヒョンから電話が来たけど、僕は昨日の事を思い出しちゃって、うまく話せなかった

『テミナぁ?聞いてる?』

〔えっ?聞いてる!あっ、盗み聞きとかはしてないよ?〕

『はぁ?なに?盗み聞きって?』

〔あっ、いや、なんでもない!なんでもない!!〕

『だからぁ!ミノとうまくいったんだって?よかったね!ユノも喜んでて、今度5人で飲もって!』

5人で飲む……

僕は2人の顔をちゃんと見れるだろうか?

なんか、いろいろ考えてしまって、また言葉に詰まる僕

『もう!ちょっと、聞いてる?そんなにミノの事ばっかり考えてると、ヤキモチ妬くんだけど?』

「なんでだよ!」
後ろからユノヒョンの声が聞こえる

『あっ、、ちょっと!ゆのっ!!』

だめだ、、やっぱりだめだ!

〔わかったから、5人でね。今忙しいから切るね!〕

僕は慌てて電話を切った







チャンミンside


『なんかテミンの様子がおかしかったけど大丈夫かな?』

「ミノと上手くいって、幸せいっぱいなんだろ?今は2人きりで過ごしたい時期なんだよ?」

『えぇ〜〜、だって弟の初めての恋人だよ?いくら相手がミノでもちゃんとあいさつぐらいさぁ〜〜』

「なんか、チャンミンはオンマだな?」

『はぁ?本当は昨日、練習場に後からでも行こうと思ったのを、部屋に引っ張り込んで盛ったのはユノでしょ?』

「チャンミンだって、もっともっと言ってたじゃん!」

『そうだけど……』



ふっとユノの頬が緩んで、そっと抱き締められる

僕もユノの背中に手を回して、ユノの鼓動を僕の胸で感じる


『なんか、、幸せだね?』

「そうだな…。」


僕たちは色んなことがあるけど、決して離れない


テミンとミノが幸せになって

きっと天国のヒョンも喜んでるよね?


「なぁ、、キュヒョンが1人で可哀想じゃないか?」

『えっ?』

まぁ、キュヒョンはきっと大丈夫……だよね?



fin








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キオク その後をちょっと②

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俺のチャンミンなのに、いつもテミンに取られてしまう


そんなテミンがミノの練習を見に行きたいとか……


もしかしてミノに恋したんじゃないかと思った

2人がうまく行けば、もうチャンミンをテミンに取られないで済む?




なんだかんだと、ずっとヤキモチを妬いてる俺は
テミンを大切にしてくれる誰かが現れるのを待っているんだ


じゃないと、いつかテミンがチャンミンを好きになるんじゃないかと不安で仕方なかった



だから、それとなくチャンミンに聞いたつもりなのに

テミンのことは関係ないと言われ
それはそれで気にくわない

だって、テミンは俺たちの弟だ

それに、チャンミンが知ってる事は俺も知っていたい



それは、テミンの事をと言うよりは
チャンミンの事を全部知っていたいんだ



車を降りて、何処かへ行ってしまったチャンミン

こういう時は間違いなく、あそこにいる




とりあえず、キュヒョンを迎えに行ってからテミンを拾って…練習場まで連れて行ったら、俺はチャンミンを迎えに行こう


〔あれ?チャンミンは?〕

「ちょっとケンカしちゃったんだよ。」

〔もしかして、テミンの恋のことですか?〕


………やっぱりだよな、、、キュヒョンはチャンミンから聞いてたのか?

〔チャンミンがユノさんに言えなかった理由、理解してあげてくださいね?〕

「俺に話せない理由ってなんだよ?」

〔ユノさんが思ってる以上に、あの時チャンミンは傷付いてたってことです。〕


あの時、、、、
それは俺がテミンと過ごしてた時か?


でも、チャンミンは普通にテミンを受け入れて……



また俺は無理させてたのか?



暫く走ると、テミンが乗って来た

出来なかった料理を1年半一生懸命チャンミンに習っていたテミンは、大きなバスケットに差し入れのお弁当を作ったみたいだった


〔ミノ、きっと喜ぶよ。〕

〔そうかな?チャンミニヒョンみたいに上手に出来てないよ?〕

〔ミノは一生懸命やってくれることを喜ぶんだよ。ミノの為に頑張ってくれたって事が重要なんだ。〕

そんな会話を、聞いていると
俺だけ除け者な気がしてくる


「なぁ?俺、お前たち送ったら、チャンミンの所行きたいから帰るな?」

〔えっ?ユノヒョン帰っちゃうの?〕

「ごめんな?ミノによろしくな?」

程なくして付いた練習場に2人を降ろすと
俺はすぐにあいつのお墓に向かった





今でも、たまにケンカをすると、チャンミンはあいつの所に行く

誰にも言えない事を、あいつにだけは話せるらしい

答えなんていらなくて、ただ聞いてくれるだけでいいんだと言っていた

話なら、俺がいくらでも聞くのに……


まぁ、俺とのことだから言えないのもわかるけど
どこまでも俺はヤキモチ妬きでチャンミンを独り占めしたいワガママな男なんだ



車を駐車場に停め、緩やかな坂を上る
丘の上からは街が少し見渡せて

『夜ね、街の明かりが少しずつ消えていくのが寂しいんだよ?』なんて、、テミンの家に泊まっていた時の話をするんだ


「いた、、、」


お墓の前に体育座りをして膝を抱えるように上目遣いで見上げ、遠くでもわかる……口がパクパクと動いてる

ゆっくりと近づくと
『ゆの、、、』

「チャンミナ?帰ろ?」

『テミンの所にいなくてもいいの?』

「……誤解してるだろ?」

テミンの所にって言いながら、寂しそうに俺を見つめる瞳

真一文字に結ばれた唇に、唇を押し付けてしまいたい

「俺はチャンミンの事はなんでも知ってたいんだ。それがテミンに相談された事でもだぞ?俺に知られたくないなら、キュヒョンに相談すればいい。」

『はぁ?』

「いや、待てよ?キュヒョンに相談しても、キュヒョンからチャンミナが聞くなら意味ないな?……テミンは他にも相談する友達ぐらいいるだろ?なんでいつもチャンミナなんだよ?チャンミナは俺のだろ?まさか狙ってるのか?」

『何言ってるの?テミナが好きなのはミノだって……。』

言い終わってから、しまったって顔をして俯く

もうバレバレなのに

「あのなぁ〜、俺はテミンが恋したからって、なんとも思わないぞ?そりゃ、ヒョンとしては相手がどんな人か気になるけどな?それはチャンミンだって同じだろ?テミンには幸せになって欲しい。」

『じゃあ、ミノなら安心?』

「テミンは、ミノに会う前から気になってたと思うぞ?」

『えっ?』




いつだったろう?
テミンが泊まりに来た夜、チャンミンは夕飯の後片付けをしていた。
俺とテミンはソファに座りテレビを付けるとサッカーの試合をやっていた

〔サッカーより野球が好きなんだ〜〜〕
って話したテミンがリモコンに手を伸ばして固まった


それが確か、ミノの所属するチームで
残り時間がわずかだったから、チャンミンが戻る頃には終わってしまっていたけど、多分あの時テミンはミノに一目惚れしたんだ

どうでもいいから忘れてたけど、テミンが差し入れに行きたいって言ってるって話を聞いて思い出した



『そうだったんだ…。それを忘れてたってところがユノらしいね?』

「なんだよ?俺らしいって……。で、ミノはテミンの事どう思ってるんだ?」

『……どうなのかな?最初は、心臓を移植されたユノを動かすほどのジンギさんの想いには勝てないって話してたけど、テミンが一生懸命で……可愛いって言ってる。』

「じゃあ、応援してやらないとな?」

『いいの?』

「あぁ、テミンがミノとうまくいけば、やっと俺はチャンミナを独り占め出来る。」

『なにそれ?』

呆れたように言いながらも、口を手の甲で塞ぎクスクスと笑う姿がどうしようもなく可愛い


「なぁ?帰ろう?」

『ミノの所は?』

「……また今度行こう……」

俺はチャンミンをそっと抱きしめ、あいつにお礼を言う

いつもチャンミンの逃げ場になってくれてありがとう







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キオク その後をちょっと①

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ユノが心臓の移植手術をしてから2年半

テミナのヒョンの心臓は、今でも元気にユノの中で動いてくれている



ユノが拗ねるから、テミナのお泊まりは月に1度になったけど、今でも僕たちは本当の弟の様に可愛がっている


ただ、何かあると相談するのが僕なのがユノは気に食わないらしい


それはどちらに対してもヤキモチを妬いてるんだと思う



そんなテミンが……恋をした




ユノには言えない……



あれから、ユノが心臓の記憶で動くことはない
テミンもそれを感じるらしく、ユノを純粋にヒョンと慕っている


でも、、、もし、テミンが恋をした事をユノが知ったら
また心臓の記憶がユノを動かしてしまうんじゃないか…

その時、テミンは今好きな人よりユノを選んでしまうんじゃないかと…僕は不安だった




だから、テミンの恋はユノには話してない





〔チャンミニヒョン!お願い!〕

『お願いって……、ミノは今、シーズン中で忙しいんだよ?』

〔わかってる!でも会いたいんだもん!差し入れってお菓子渡したら帰るからぁ〜〜ね?〕


そう、テミンの恋した相手は僕の親友のミノだ


あれは、ユノの手術から2年
検査結果に問題もなく、キュヒョンとミノがお祝いという名目で飲もうと言い出した

毎年お祝いしていこうと言う2人が嬉しくて、僕とユノはキュヒョンが予約してくれたお店に行った


4人で楽しくお酒を飲んで、終電がなくなったからと
僕たちの家に泊まることになった2人と家に帰ると
玄関でテミンが蹲っていた


『テミナ?』

〔チャンミニヒョンっ!!〕

すごい勢いで突進して来たテミンの首根っこを掴んだユノが僕から引き剥がすけど、テミンも負けじとくっ付いてくる

これはいつもの光景なんだけど

〔これがテミン?〕
キュヒョンとミノは会うのが初めてで、テミンをジッと見つめていた


ミノと視線があった瞬間に、パッと僕から離れたテミンは俯いて真っ赤になっていた

まぁ、僕はそれにすぐに気が付いたけど
鈍感なユノが気付くわけもなくて

その日は、チラチラとミノの様子を伺うテミンと
それでも、僕の横から離れないテミンから僕を奪おうとするユノ

そんな様子を見ながら爆笑してるキュヒョンと

これまた、全く気が付いてる様子のないミノの5人で朝方まで飲み明かした



それから1週間後、やっぱりテミンは僕に相談して来た


〔チャンミニヒョン、、ミノさんって……彼女いる?男でも大丈夫かな?〕って

『どうかな?でも、ミノはサッカー選手として頑張ってるから…今は恋愛とかって感じじゃないかもよ?』

〔って事は彼女いないの?〕


そっちを拾ったのかよ?

全く……



でも、テミンが恋をするのは悪い事じゃないと思う

確実に前に進んでいるんだから




でも、それをユノに話す事なく半年が過ぎ

明日はミノに差し入れをしたいと言うテミンのお願いを聞く形で、ユノとキュヒョンと4人で試合の中日に練習場を訪れることになっていた



「なぁ?テミナはそんなにミノと仲よかったか?」

『えっ?、、なんで、、?』

「…だって、テミナが行きたがってるんだろ?テミナは昔からサッカーになんて興味なかったぞ?」


その言葉に僕は固まった

少なくとも、この1年半でテミナがサッカーに興味があるかないかを話すことなんてなかった


今のユノの一言は、心臓のキオク?


『テミナが興味があるのはサッカーじゃない……』

「えっ?」

『明日も早いから、、先に寝ます。』

「おいっ!チャンミナっ!!」

僕はなんだか怖くなって
1人寝室に入ると布団を被って瞼を閉じた




すぐに追いかけてきたユノは布団に潜り込んでくると
「じゃあ、何に興味があるんだ?」

僕の様子がおかしい事より、テミナが興味ある事を気にするのが嫌で

『………』
僕は寝たふりをした





次の日、ユノの運転する車に乗り込んで
まずはキュヒョンを迎えに行った


約1時間の道のり、僕は言葉を発することが出来ない


そんな空気に耐えかねたのか
先に口を開いたのはユノで


「なぁ?もしかして……テミナはミノが好きなのか?」


その言葉に、ドキンと心臓が跳ねた


『なんで?そんな事聞くの?』

「いや、サッカーに興味があるわけじゃなきゃ…ミノしか考えられないだろ?」


『……だったら?ユノには関係ないでしょ?』

「はぁ?テミナの事がなんで俺に関係ないんだよ!」

こんなに怒ったユノは珍しくて
それがテミンの為だと思うと、どうしようもない気持ちになる



『今日は3人で行って!』

信号待ちの車から僕は飛び降り

追いかけてこれないように車の入れないような道を走って行った



僕は、あの時の苦しみを忘れられないでいた


もちろんテミンは可愛いし大好きだ

本当の弟のように可愛い



でも、ユノがこうやってテミンを気にすると
あいつにしか言えない嫉妬の炎は燃え上がってしまう

そんな自分が嫌で、僕はあいつが眠る場所に向かうんだ





『なぁ?僕ってちっさいだろ?テミンがユノには相談しないのも……なんかユノを意識してるからな気がして嫌なんだ……。そのくせ、テミンの恋だなんて…ユノの心臓が、また反応しそうで……ユノには言えなかったんだ…。自分勝手で自分が嫌になる……』


テミンの恋が上手く行ったら、何かユノは変わるんだろうか?

実はミノもテミンが気になるみたいで……



僕は怖くて仕方なかった……








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キオク #51

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ユジュンは、明日も会社だからと暫く話すと帰っていった

何やらテミンにヤキモチを妬いてるみたいだけど

チャンミンより年上だから恥ずかしいのか
必死に隠そうとしてるみたいだった


小さい時から一緒にいる俺だから分かるのかな?なんて……チャンミンが苦しんでることにも気がつかなかった俺が言えたことじゃないけど





そんなことに気が付かないチャンミンは
テミンは可愛いを繰り返し

結局は俺にも嫉妬させた



『ユノ、今度みんなで会食でもしよう?』

「そうだな。」

俺はチャンミンの腕を引き俺の中に閉じ込めた


最近は、はたき落とされてばかりだったけど
そっとチャンミンの腕が背中に回るから
期待してしまいそうになる


『ユノ、、セックスしよ?』

「えっ?いいのか?」

『別に僕だってシたくないわけじゃないんだよ?たださぁ……、くっ付いてるのが幸せだったんだよ。』

「本当にたくさん辛い思いさせてごめんな?」

『テミンの所に行っちゃってるのは辛かったけど……そのおかげで今、、、テミンが笑ってられるなら、僕の苦しみは無駄じゃなかったってことでしょ?だからいいよ。ユノの事も許してあげる。』

チャンミンは優しすぎる

出会った時からずっと……





一緒にシャワーを浴びたら、すぐにでも暴走してしまいそうで
交代で浴びようって言ったら

『暴走しても、怒ったりしないのになぁ、、』

ポツリ漏らして、バスルームに消えていった



あとを追いかけようかとも思ったけど
今日はじっくりたっぷり愛したいから
グッと我慢


チャンミンと交代でバスルームに向かい
鏡に映る俺の胸には大きな傷痕

そして、期待に緩く立ち上がるソコ



「どんだけシたいんだよ、、」

そんな俺の顔は、自分でもわかるほど幸せそうだった



『ゆのっ!ちゃんと拭いて来ないと風邪引くからっ!』

「どうせ汗かくし!」

『だめっ!』

首に掛けていたバスタオルで、水の滴る髪の毛を拭いてくれる



頭に被せられたタオルが、グイっと引かれたと思うと
唇に柔らかな感触

「んっ、、」

『ゆ、っ、、の、、ぅっ、』

いきなりの深い口付けに
驚いて開いた唇の隙間から差し込まれるチャンミンの一部


あんなに俺を拒んでたのに
急に積極的で、俺の方が戸惑ってしまう


『ユノ、、愛してる…。どこにも行かないで、、僕のそばにいて?』

「当たり前だろ?ずっとそばに居る。死ぬまで一緒だ。」

ニコリと微笑むチャンミンの頬を包み込み
そっと唇を寄せた



ベッドの上、散らばる髪の毛を掬うように掻き集め
後頭部に差し込んだ掌でチャンミンの頭を少しだけ持ち上げた

そのまま鼻先が触れるぐらいの距離まで近づいて
ペロリと舐めた唇

『んっ、、ぅっ、』

「美味しい……」

そして次は鼻先をペロリ

『ユノ?』

「久しぶりのチャンミナの味」

『バカっ/////』

そのまま頭を抱え込むように抱き締め
片手はチャンミンの昂りに触れる


良かった……、ちゃんと感じてる、、


本当に拒否してたわけじゃないだろうけど
それでも伸ばした手を叩かれる度に
やっぱり心は痛んだ

『もっと、、触って、、』

「どこ、触って欲しい?言って、、」

『もっと、、うしろっ…』

「指舐めて」

差し出した俺の指を美味しそうに舐めるチャンミンは
壮絶にエロくて
視覚からの刺激だけで果ててしまいそう

指の隙間まで丁寧に舐められて

「やばいっ、、」
慌ててチャンミンの口から指を2本引き抜いた


チャンミンのだ液でキラキラと光るのを
もう一度俺が濡らす

たっぷりとだ液を絡ませて
そのままチャンミンの蕾を撫でた


ヒクヒクと物欲しげなくせに
久しぶりだからなのか、固く閉ざされたソコ


最後にシたのはいつだった?
チャンミンが倒れる前だから……1ヶ月近く前じゃないか?

焦る気持ちを落ち着かせるように
数回深呼吸して

チャンミンの足を持ち上げ、蕾に口付けを…


最初よりは綻び始めたものの、これじゃあ俺のは入らない

舌先を尖らせて挿し込み、粘膜を刺激する

ピクピクと震えるチャンミンの身体が
どうしようもなく愛おしい


『ゆのっ、、もっと…ふかく、、』

「どこ触って欲しいの?」

もっと、もっと俺を求めて……

『ユノだけが知ってる、、僕の気持ちいいところ…』

「っ!、、ここ?」

チャンミンの身体の事は、きっとチャンミンより知ってる
見た事ない所も、触れた事ない所もひとつもない

『あっ、ぁぁぁぁっ!!』

「あってる?」

グリグリと刺激すれば返事もままならなくて
必死にコクコクと頷く

今度は、そのシコリの周りを執拗に刺激した

もちろん、チャンミンの良いところには触れずに
焦らすように……


『ゆの、、意地悪しないでっ、、』

「だって、あんまり触るとチャンミナ独りでイっちゃうだろ?今日は一緒がいいよ。、な?」

『なら、はやくっ、、。イきたい…ゆのが、、欲しっ、、』

きっとチャンミンも溜まってたんだろうなぁ
違うかな?



俺のを取り出してあてがうと
まるで吸い込まれるようにチャンミンの中に入っていく

肉壁がうねってるような感覚

油断すると食いちぎられてしまいそうな締めつけ



ゆっくり、じっくり愛したかったのに
気が付けば夢中で腰を打ち付けていた


自覚するより先に果て

チャンミンの中に全てを注ぎ込む


チャンミンが放ったものは2人を濡らし
それが勿体無い気がしてお腹の上に飛んだのをペロリと舐めた

『なにしてるんですか!』

「チャンミナの味、今日は濃いね?」

『……だって、久しぶりだもん、、、。』


重なり合うようにして呼吸を整え
今度こそゆっくり、、じっくり……


気が付けば日付けはとっくに変わっていて
チャンミンは意識を飛ばしていた


チャンミンの身体を綺麗しにして
シャワーは朝一緒に浴びればいいと
眠りながらも擦り寄る身体を抱き締め
俺も夢の中へ旅立った





朝起きて、腕の中でスヤスヤ眠ることチャンミンの額に口付けをひとつ


俺はどうしようもないぐらいの幸せを噛み締めていた




病気がわかった時、なんで俺なんだろう?って思った

でも、病気にならなかったらチャンミンと出会うことも無かったかもしれない

大きな手術を一緒に乗り越えたから
今の2人の絆があるんだ

そう思えば、胸の傷さえ愛おしい



ジョンウニヒョンとの出逢いも
テミンとの出逢いも
俺にとっては宝物

全ては、俺の病気があったからこその出逢い


『んっ、、おはようございます、、』

「ん、おはよう。」

ピタリとくっついて来たチャンミンが
俺の傷に口付ける


『ユノに出会った時の夢を見た。』

「俺の足を車椅子で引いた時のか?」

『うん、、。ちゃんと覚えてるんだね?』

「当たり前だろ?チャンミンととの事は全部覚えてるよ。」

『良かった…。ねぇ?ユノ?人のキオクって…どこにあるんだろうね?もう、テミンのヒョンのキオクはないの?』


どうなんだろう?
でも、出会った時に感じたような、複雑な感情は
もうない

考えていると、不意に唇に触れる温もり


『やっぱりいい。考えないで……、また思い出してテミンとキスされたら、もう僕耐えられないから……』

「大丈夫だよ。俺の全身でチャンミンを記憶してるから。もう心臓には振り回されない。」

俺のキオクは、俺の身体すべてにある
新しい心臓にも、俺のキオクは出来ているんだ



「チャンミナ、愛してる」

『僕も愛してる。ユノに出会えて本当によかった。』

「俺もだよ。」





fin




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おはようございます(*´ー`*)

finと書きながら、あと3話おまけを(笑)
テミンを幸せにしてあげようと思います♡

それでは皆さま、素敵な1日をお過ごしください☆

キオク #50

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チャンミンを抱き締めながら眠るのは幸せだけど
拷問な日々


テミンにまで嫉妬して
情けないとも思うけど、最近は俺から触れると怒るから
色々と溜まりに溜まった色んな感情が爆発しそうなんだ



チャンミンの腰を抱き寄せるように眠り
チャンミンの手も俺の背中に回る





朝の陽射しで目を覚まし……

ん?

………


んんん?



チャンミンと俺の間に、、誰かの腕?

それはチャンミンに背後から抱き付いていて

そんな事する奴は1人しかいない


そっと腕を退かしても
すぐに戻って来て、ギュッとチャンミンのお腹の前で組まれる手


何回かそれを繰り返すと
『くすっ、/////』

「なんだよ?起きてるのか?」

『起きてますよ。テミンが夜中にこっそり入って来たのも知ってます。』

「ならなんで!!」

『しー!、、泣いてたから…。テミン、泣いてたから、、。』

その言葉に、テミンの手が一層チャンミンを締め付ける

〔チャンミニヒョン、ごめんね?、、、ありがとう。〕

『うん。いいんだよ。寂しかった?怖い夢でも見た?』

20歳を超えた男に怖い夢って
俺からしたら、1人で耐えろって言いたいけど

〔夢にヒョンが出て来た。もう大丈夫だね?1人じゃないね?って……。ヒョン、、笑ってた…。テミナ愛してるって……。〕

全くさぁ…
そんな事言われたら怒れないじゃんか


「テミン、こっち来い。」

テミンの腕を掴んで、チャンミンとの間に引っ張りこんだ

テミンは驚いた顔をしていたけど
チャンミンは俺のやろうとしてる事が分かったのか
微笑んで……そして、2人で両側からテミンを抱き締めた

〔んっ、、痛いよぉ〜、、〕

「ヒョン達の愛だぞ!我慢しろっ!」

『そうだ!我慢しろっ!』

〔ぅっ、、っ、、、ひょん、、僕、幸せだよ……っ、〕

きっとそれは天国にいるヒョンに、、、



俺たちがテミンに注ぐ愛は
きっと貴方のものとは違うけど
揺るぎない愛を俺たち2人もテミンに注ぐと
2人で誓った……そんな幸せな朝だった






バタバタとしていたせいで
術後1年の検査が少し延びてしまっていて

チャンミンの仕事復帰早々に
俺は病院で丸一日掛けての検査

どこまでもチャンミンに甘い父さんは
1発ぐらい殴らせろと、俺の頭にげんこつをお見舞いしてきた

そして、今日の検査もチャンミンに一緒に行くようにと……




「たんこぶ出来てないか?」

『お父様、手加減してくれてましたよ?あんなんじゃ出来ません!』

「嘘だ!痛かったぞ?」

『大袈裟なっ!』

そんなやり取りをしながら入ったジョンウニヒョンの診察室

〔ユンホ!1発ぐらい殴らせろ!〕

なんて、医者とは思えないひと言

『今さっき、お父様にも殴られてきたから、ヒョンは許してあげて?』

「そうだそうだ!」

『ユノが言うな!』

「はい……。」

そんなやり取りを見て
少し顔を歪ませたヒョンは

〔結果に問題はない。もう、ほとんど心配ないとは思う。ただ、気は抜くな?何かあったらすぐに来るように。〕

ヒョンの瞳に膜が張っているのは俺の気のせいじゃないと思う

「本当に?」

『ヒョン、ありがとう……っ、、ぅ、、』

泣き出してしまったチャンミンを抱き寄せ
2人で深く頭を下げた

ヒョンが助けられなかった彼奴の代わりにはなれないけど
俺が元気になった事で、ヒョンも少しは救われたんだろうか?






『今日はこのまま帰っていいって、お父様言ってました。』

「そっか。じゃあ、飯食って帰るか?」

『うん!そのあとは……』

「ん?」

『お祝いだね?』

「お祝い?」

『うん。』

お祝いなら、チャンミンが欲しいなんて言ったら
またオヤジって言われるかな?

でも、本当にそろそろ限界なんだ


元気になったと証明された身体でチャンミンを愛したい







夕飯を食べて、手を繋いで家に帰ると
玄関の前には

「ユジュン!どうした?」

〔あのさぁ!どうしたじゃないよ!おじさんから色々話は聞いてたし、仕事も忙しくて連絡しなかったけどさぁ、、ユノヒョンもチャンミンも僕の事忘れてない?しかも、なんなの?テミンって誰?……2人の弟とかおじさんは言うし!じゃあ、僕にとっても弟でしょ?って話じゃん!なのに除け者?ずっとユノヒョンのこと、僕だって心配してたんだからね!そこわかってるの?〕


物凄い勢いで話すユジュンに
完全に圧倒されてしまった俺たち


〔とりあえず入れてよ!〕

「俺たち、これからお祝いを……」

〔なんの?〕

『移植から1年経っての検査でも異常がなかったから……それで、、、』

〔なら、僕も必要だよね?〕

その時のユジュンの目力が半端なくて
俺たちはユジュンを家に招き入れた





俺、このままチャンミンと出来ないまんまとかないよな?




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おはようございます(*´ー`*)

今日は2人が揃って日本に来てくれるのかな?
それを考えるだけで、、吐きそ(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
なんの発表かな?ツアーかな?

そして!昨日のチャンミンのただいま動画♡

かわえぇ〜のぅ〜ってなりました(笑)

そして、年老いた私はぎっくり肩?左肩を痛め……今日明日は仕事があるので、水曜日に針にでも行こうかしら?な、感じです(笑)

それでは皆さま、素敵な1日をお過ごしください☆