僕の愛 #5

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なんであんなミスをしてしまったんだろう?


ユノの事が頭から離れなくて、僕の何がいけないんだろう?とか……ユノは本当に僕を好きなのかな?とか……


好きなら頼って欲しい

それこそ、国籍を移して結婚するんだっていいと僕は思ってるんだ

ユノを養いながら、支えて行く


それが今の僕の生きがいで……、励みだった……


それなのに、こんなミス…

〔シムッ!お前はなんてミスをしてるんだ!〕

『すいません。』

〔明日までに、書類の訂正をして、明日は朝イチで先方に謝罪だ!寝ずにやれ!わかったなっ!〕

『はい。もうしわけありません。』

エレベーターという密室の中で掛けられる上司からのパワハラとも取れる発言

でも、言われて当然のミスをしたのは僕で
先方に許してもらえなければ、当社が受ける損害は計り知れない

それこそ、ユノを養うどころか、会社を辞めないとダメかもしれない


だから必死だった……




パソコンに向かい書類の訂正
ひとつ数字を間違えただけで、全てが違ってきてしまう

夢中になっていて、いつも改札に着く時間をだいぶ過ぎてる事にも気がつかなかった




『もしもし?ユノ?』

「あっ、チャンミン?あと何分ぐらいで着く?」


いつもの改札で待っているだろうユノに電話した
今日は帰れそうもない……


『すいません。急遽……会社の飲み会になってしまって……、もしかしたら今日は会社の近くのビジネスホテルに泊まるかもです。』

「えっ、、、。わかった……、あんまり飲み過ぎるなよ?」

『はい。ごめんね、、ユノ……』

電話を切って蹲る、、ユノに逢いたい
僕の癒しだから……

胸にユノを抱き締めて、思い切り息を吸い込むと
全身がユノの香りに包まれて、僕の心は癒される


どんなに仕事が過酷でも、株がうまくいかない時も
ユノが居れば…僕は頑張れた

だから、ユノには心配かけたくなくて、嘘をついた



寝ずにデスクの上のパソコンに向かう

カタカタと静かなフロアに響く音


ユノはちゃんとご飯食べてるかな?
自分では何も作れないけど、確か冷蔵庫には蒸したササミが入っていたはず……

カットレタスもあるはずだから、僕の作ったドレッシングをかけて食べててくれればいいな…

でも、そんな事でわざわざ連絡しても…うざったいよね?

ユノの声が聞きたくて、電話をしようかとも思ったけど
飲み会の賑やかさはここにはないしと我慢した


どうしようもなく心が折れそうな時は
ユノと2人で撮った写真を見る

携帯の小さな画面の中、頬を寄せ合い笑い合う

これは誰にも見せるなと言われたキス写真

それから、、ユノには内緒で撮った寝顔


そっと画面の中のユノの瞼に触れる


頑張らなくちゃ……


携帯をデスクに置いて、深呼吸を1つして
大きく頬を両手で叩いて気合を入れた

『いっ!、、はぁ〜、、よしっ!』

いつしかビルの外が白み始め、どれだけ集中していたのか……

携帯にはユノからのメールが1件

「飲み過ぎてないか?チャンミンが居なくて寂しいよ。」

4時間も前のメールにこの時間に返事するのもおかしい気がして、そっとメール画面を閉じた


あと一息!頑張ろう!!




やっと書類が出来上がった頃、フロアにはちらほらと同僚が顔を出す

朝イチで一緒に行ってくれる上司も、普段より1時間も早く来てくれた

出来上がった書類をチェックしてもらえば
〔よく頑張ったな。あとは、一緒に頑張ろう。〕


必死に頭を下げ、訂正した書類と、新たなプランを提示

先方も許してくれて、何とか損失を生むことはなく今回のミスは終了した



会社から駅までの道を上司と歩いて行くと
いつもの改札にユノの姿が見える

『ゆのっ!』

「チャンミンっ!!」

走って来たユノを見て
〔今回は本当に頑張った。ミスをした事はダメだが、挽回するだけの能力がシム、お前にはある。徹夜明けなんだ、よく眠るんだぞ。〕

『はい。今回は本当にすいませんでした。』


上司に頭を下げ、振り返ると眉間にしわを寄せたユノの姿

「ちゃん、、みん、?」

『あっ、上司です。いつもお世話になってて。』

「徹夜って?ミスって?」

『なんでもありません。ほら、帰ろう?』

差し出した手に、中々ユノの手が重ならない


耐えられなくなった僕は、そっとユノの手を握り引き寄せた

胸にユノの香りをいっぱいに吸い込めば
緊張の糸がプツリと切れて、どっと疲れが出てくる

『はやく、、帰ろう……』

「……うん。」


この頃からユノの笑顔が減っていった

それを僕は、オーディションが上手くいかないからだと思っていた

ただ、焦っているんだと


そうじゃなかったのに……気付きもしないで、、

すれ違う想い


お互いが好きなのに、、どうしてお互いの気持ちを考えられなかったんだろう?


どうして僕は気持ちをユノに押し付けてしまっていたんだろう?





『ユノ?明日、水族館行きませんか?』

「水族館?」

『はい。』

付き合い始めて1年が経っていた



これが最後のデートになるとは思いもしなくて………








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コメント

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2017/08/13 (Sun) 10:07 | # | | 編集
M○ョ○さんへ

コメントありがとうございます(*´ー`*)

続きが気になりますか?
えっとね…本編はあと5話で、オマケが2話(笑)
たった10話に起承転結を入れたので、楽しんでもらえるか不安なのですが、あまり期待しないで見てください(笑)

僕猫さんの方が文章が上手で…コラボしてるとどんどん自信がなくなってね……、あっ、もとから自信なんてないんだけど(笑)
↑急にタメ口(笑)コラボって同じお話なのに、やっぱり書く人の文才が出るんですよね(´・_・`)

あは(笑)愚痴っちゃった♡

コメントとっても嬉しかったです♡
また遊びに来てください☆
待ってまーす♪♪♪♪♪

M○ョ○さんも毎日暑いから体調気をつけてくださいね♡

2017/08/13 (Sun) 17:26 | きらきらり☆★ #- | URL | 編集
( ゚д゚)コワイ。

何言うとりまっか:(;゙゚'ω゚'):
きらりん、僕猫まっさちゅする気っすか。
やめれーーー!
こらーーー!
盆栽…じゃのうて、僕の文才なんぞ、鼻くそだわ!

:(;゙゚'ω゚'):きらりんてば、笑顔可憐に「うふ♪」って言いながら、目の前でコーヒーカップに毒エキスぽちょんするタイプやろ?
チロがみるって知ってて「あらやだわ♪入っちゃった♡」って、ぽちょんするタイプやろ!

いいけどね。全然いいけどね♡

チロは、きらりんがにゅほほぉんとワロテれば幸せストーカーやし←怖いw
ヨシヨシ。じゃぁ、次のお話は何にしよか?←コラ!

あー、半分終わってもうた。
なんてこったい。。゚(゚´Д`゚)゚。ちゃみち。

どうなるんだろね〜♪
ってか、おかえりカウントダウンで別れ?
はぁ。なんて悲しい。
どうなるんだろね〜(・∀・)←ぷっ

で、またいじったべ。
(@ ̄ρ ̄@)いいな。うん。いいよ。
ってか、焦るわ!←ぷっ
嫁で束縛されてる最中、トイレで直し入れたわ←ぷっ
でも、直しきれなかった場所が…ササミ←僕の茹でてたw
あ!ユノ料理分からんから、蒸されてても茹でてたと思ってたって事で…
((((;゚Д゚)))))))誰も気づいてないはず←えー!

気付いていたら、君もチロ級ストーカー←ぷっ

2017/08/13 (Sun) 22:56 | チロ黒ちゃみ #j15/m7TY | URL | 編集
チロオンニへ

コメントありがとうございます(*´ー`*)

ん?
まっさつ?
そんな事あるわけないじゃん!
ただ、本当に読み返してみても……私が考えたんじゃなければもっと凄いいい作品になったんじゃないかな?って思うわけよΣ(-᷅_-᷄๑)
BL暦も全然違うしね!!

それに、おいらは毒は見えないようにバレないように完全犯罪を目指して、途中でバレて諦めるタイプだしょ?

半分以上が終わったね♡
あっ!でもオマケもあるから……まだあるんではないかい?
で、他の人のコメントのお返事読まないでよぉ〜!!
色々オンニには秘密の事も書いたりするかもしれないでしょ?(´・_・`)

書き足したっけ?記憶にないよ?
ササミ…私蒸してた?茹でてた?そこら辺もよく覚えてないや(笑)
オンニは、自分の更新してから私の読めば?(笑)

あともう少し頑張ろうね(*´ー`*)

コメントとっても嬉しかったです♡
また遊びに来てください☆
待ってまーす♪♪♪

2017/08/14 (Mon) 12:57 | きらきらり☆★ #- | URL | 編集

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